さて、昨日の続きです。
中学時代にやさぐれた私は、深夜ラジオを聴いてみたり、アニメを録画して繰り返し見たり、ラノベにハマって小説を書き始めたりします。
厨二病まっさかりです。
当時2ちゃんがなかっただけマシなもんです。
一番本を読んだのがこの頃だったりします。
とにかく先生から「授業はいいから出席日数だけ稼げ」とばかりに言われて、10時ごろ起きて図書室に篭もったり、本屋で開店から閉店まで立ち読みしたり、好きな作家の本を中古本屋で探すために前橋まで自転車で通ったりしていました。
かといって不良とかではなくて、地味に演劇部の活動だけしてました。
ウチの学年は問題児が多かったらしく、結構放任されてました。
で、三年生になった時、たまたま学校にDMとして劇団の公演の案内が来ていて、「参考になるだろうから」と顧問の先生に言われて初めて本格的な劇を見に行きました。
これが、「劇団パニックジャック」との出会いでした。
作品は「センチメンタル・アマレット・ポジティブ」をやってたんですが、男役を女がやる事、セリフの言い回し、役者の立ち方、照明音響、とにかく全てが衝撃でした。
(「センチメンタル~」は女3人男一人の芝居 これに一人幽霊みたいな役(?)が追加されていた
一緒に見に行った同級生たちと影響受けまくり。
これが、人生の起点だったと思う。
その後、「劇団員募集」のDMが届いて、15歳でもOKな事が書いてあったので、のこのこと説明会に出掛けました。
そして、仲間に入れてもらうことになりました。
その頃はもう受験なんて出来ないから就職する事が決まっていて、特に問題はなかったです。
で、そのPJで基本的なことを全て教わりました。
PJは団長がいない。つまり、全ての責任を全員が背負うことになる。
駄目出しはどこから出てもいい。まずいと思ったら自分から発言していく。
積極的に動いていかないと置いていかれる。
PJは元々伊女の卒業生なので、高校演劇の基礎がそのまま残っていて、学生気分で楽しめました。
初めて立った舞台は鴻上尚史さんの「パレード旅団」でした。
男役で出演したのも初めてでしたね。
元の戯曲を知っている人なら解ると思いますが、あれは一人二役なのでどう変化をつけるか、そこを散々突っ込まれました。
その後何回か舞台を経験して、そのうち自分で台本を書いてみたくなってきたんですね。
「この役者さんにこのセリフを言わせたい」とか、だいたい役に当てはめながら書いていく。
普段大人しい人に過激な役とか、女子高生をやってもらいたいとか。
劇団内でも「いつかはオリジナルの芝居をやろう」というのが目標だったので、一人ひとつずつとかネタを披露する。で、書きかけの台本を読んでもらう。これが実に気持ちいい。「イメージ通りだ!」と嬉しくなる。
そうすると、元々小説書きだからどんどん新しいネタが湧いてくる。
多い時は7つぐらい同時書きをやってました。
しかし、なかなか完成しないんですよね。
以下、明日へ続く也。
(どこまで引っ張るのかー。